会社設立登記は司法書士のみ?

司法書士、行政書士、税理士、社会保険労務士、といった士業が、会社設立に関わる依頼を受けることの多い職業でしょう。
どの士業にもそれぞれに得意分野があるのですが、実際にどういった場合に誰に依頼すれば良いのか、迷ってしまいますよね。
結論から言うと、誰に依頼するべきなのかはケースバイケースなのですが、実際には司法書士と税理士に依頼する人が非常に多いです。
それは何故なのでしょうか?

まず司法書士についてですが、司法書士というのは、登記のスペシャリストです。
誰に何を依頼したとしても、登記の手続きそのものを依頼することができるのは司法書士のみとなります。
その理由は法律で登記申請代行を許可されているのが司法書士と弁護士のみだからです。
しかし弁護士は許可されているというだけで、実際に登記申請を行うことはあまり多くはありません。
そもそも会社設立の際に弁護士に頼る人はあまりいないですよね。
やはり登記のスペシャリストと言えるのは、あくまでも司法書士のみなのです。

つまり、登記申請の代行は、誰かに依頼したいのであれば、司法書士しかそもそも選択肢がないのです。
もちろん登記に必要となる書類の作成も得意分野になります。

つぎに税理士ですが、税理士は読んで字のごとく、税務や決算のスペシャリストです。
その専門分野故、定款などの書類作成までを依頼することが一般的なのです。
しかし書類作成というのは、会社設立にあたってある意味で一番重要で大変な仕事ですよね。
そこだけを専門家に依頼したいという人は多いのです。
加えて、税理士は報酬額が安いことも多いので、身近な税理士に書類作成を依頼する人が多いのです。

しかし最近では定款作成を2万円程度で引き受けている司法書士事務所なども多いので、一概に税理士の方が安いとは断言できません。
支払うこととなる報酬額も重要ではありますが、それ以前に士業それぞれの得意分野を把握し、それによって依頼するべき相手を考えるのが重要なのです。